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第40話・第13回ヘソディム講習会の開催と指導員育成活動の紹介~圃場診断システム推進機構・對馬理事長の「ヘソディムの話」
今回は、当NPO法人【リカレント塾】の第13回ヘソディム講習会をご案内いたします。第12回の講習会と同様に2コマの講義で、終了後には昨年から開始した「ヘソディム指導員3級認定試験」を実施します。興味のある方はぜひご参加ください。
第13回ヘソディム講習会 概要
開催日時:2023年10月27日(金) zoomで開催
講義内容:2コマ
1コマ目:ヘソディムの考え方
2コマ目:ヘソディム・ヘソプラスの使い方
講義終了後、ヘソディム指導員3級認定試験(30分)
申し込みURL: https://forms.gle/APs9g7YcQUUmuDCy6
講習会の詳細は、こちらをご確認ください。
《講習会開催の理由》
これまでも「ヘソディムの話」で、新しい概念であるヘソディムの普及には全国に多くの『ヘソディム指導員』が必要であることを書いてきました。その中でも、ヘソディム指導員3級はとても重要です。
ヘソディム指導員3級は、生産者ができそうでなかなかできない全圃場の発病調査・記録や『ヘソディム支援アプリ(商品名HeSo+:ヘソプラス)』の利用の手伝いなどを行い、ヘソディムによる予防対策を支援するとともに、必要に応じて全国の『病害の専門家』の助言を仰ぎ生産者にお伝えできる人をイメージしています。
このことから、ヘソディム指導員3級は以下のような特徴があります。
《ヘソディム指導員3級の特徴と役割》
① ヘソディム指導員3級は、ヘソディムの考え方(一次予防重視)を学び、全国的に圃場の発病等(達観で良い)を観察し課題を見つけ、ヘソプラス等を用いて記録に残し、その結果を基に生産者と一緒に対策を考えていく人です。
② わからないことは専門家に訊く人であるのも特徴です。その理由は、独善的になり非科学的になることを極力減らしたいからです(科学的アプローチ)。
③ 発病が多い圃場の場合は、あらゆる技術(専門家の指導を仰ぐ)を使って徹底的に病原菌密度を減らすよう生産者にお伝えします。この時も専門家に訊くことが重要です。そして消毒後も安心するのではなく、徹底的に圃場衛生を行うことが重要であることを生産者に説明できることが重要です。
以上から、ヘソディム指導員3級では必ずしも深い専門知識は必要としません。その理由は、ヘソディムは一次予防重視のシステムだからです。これまでに書いてきたように、一次予防においては行うべきことが多数あります。それは新型コロナウイルスで、3密回避、マスク着用、PCR検査、ロックダウンなど、専門家以外の多くの方がまん延防止に取り組み、一定の効果があったことをみれば明らかです。
ヘソディム指導員3級の方が中心となり、全国の圃場管理のお手伝いができたらと思っています。
ヘソディムに興味のある方は、10月27日の講習会にぜひご参加ください。
■執筆者プロフィール
特定非営利活動法人 圃場診断システム推進機構
理事長 對馬誠也(つしま せいや)
1978年 北海道大学農学部農業生物学科卒業
1980年 北海道大学大学院修士課程 修了
1995年 博士号授与(北海道大学) 「イネもみ枯細菌病の生態と防除に関する研究」
1980年 農林水産省九州農業試験場病害第一研究室
1991年 農林水産省農業環境技術研究所微生物管理科
1995年 農林水産省東北農業試験場総合研究第3チーム
2000年 農林水産省農業環境技術研究所微生物管理科
2001年 独立行政法人農業環境技術研究所農業環境インベントリーセンター微生物分類研究室室長
2007年 独立行政法人農業環境技術研究所生物生態機能研究領域長
2009年 独立行政法人農業環境技術研究所農業環境インベントリーセンター長(2015年退職)
2015年 非営利活動法人活動法人圃場診断システム推進機構理事長
2017年 東京農業大学生命科学部分子微生物学科植物共生微生物学研究室 教授(2022年退職)
2022年 NPO法人圃場システム推進機構内にHeSoDiM-AI普及推進協議会を設立(代表)
現在に至る