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FISS(ドローン情報基盤システム)の義務化
ドローンで農薬を散布しようとすると、「航空法と農薬取締法」による法規制などさまざまな規制があり、飛行の事前申請も必要になることは、以前、当サイトの記事(ドローンで農薬散布を行うために必要なこと)でも取り上げました。現在、この申請だけではなくドローンを飛ばす際には、「ドローン情報基盤システム(FISS)」への飛行計画の登録も義務化されています。今回はFISSの運用の流れについてご紹介いたします。
FISS(ドローン情報基盤システム)とは
無人航空機の利活用の拡大により、有人機との衝突の回避など、安全確保のために飛行情報を共有するシステムです。事前に飛行計画を登録することで、同じエリアを飛行する航空機や無人航空機がないか、飛行禁止エリアで飛ばそうとしていないかなどを確認することができ、より安全な飛行に繋がります。
FISSへの登録
ドローンを飛ばす前にFISSへ飛行計画を事前に登録することが義務になりましたので、国土交通省への飛行申請と許可の取得が済んだら、まずはFISSのサイトにアクセスし、アカウントの開設を行います。
▼ログインできたら、まずは飛ばすドローンの情報を登録します。
▼機体情報の登録が完了したら、飛行計画の登録です。
まず、右上の検索ボックスにドローンを飛ばす地点の住所を入力し、飛行エリアを設定しておくのがおすすめです。その後、+マークをクリックして日時などを入力していきます。
登録の画面には「ルール」という項目があり、入力を進めながら違反している可能性のあるルールなどを確認することができる仕組みになっていますので、安心して飛行計画を登録することができます。
これらの作業を飛行前に行うことが義務化されましたので、ドローンの飛行の全体の流れは次のようになりました。
ステップ1 許可申請
ステップ2 許可取得
ステップ3 FISSへの飛行計画の登録
ステップ4 ドローンを飛ばす
ステップ5 飛行実績報告書の提出
安全の確保のために、ドローンの飛行情報を共有することが可能になるFISSですが、さまざまな人の目に触れることになります。誰が見ても問題ないように、無人航空機の飛行ルールを十分に確認した飛行計画を策定しましょう。