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前書きにかえて
〜農学博士・児玉不二雄の植物の病気の話

 この連載のタイトルは、「農学博士・児玉不二雄の 植物の病気の話」です。その名の通り、北海道の主要農産物における病害の概要、発生のメカニズムを解説していくコラムです。

 

 植物は人間と違い、「病気にかかった後に治療する」ということができません。ですから、人間でいうところの予防、つまり「防除」が大変重要になります。効果的な防除のためには、病害や病原体について正しく知っておくことが大切です。植物の病気は大部分が伝染性病害(人間でいう「感染症」)だからです。

 

 このコラムでは、農作物の病害防除に役立つ、基礎的かつ専門的な情報を、わかりやすく、楽しくお届けしてまいります。どうぞ、楽しんでお読みください。

 

 

■執筆者プロフィール

児玉不二雄

Fujio Kodama

農学博士・(一社)北海道植物防疫協会常務理事。北海道大学大学院卒業後、道内各地の農業試験場で研究を続け、中央農業試験場病理科長、同病虫部長、北見農業試験場長を歴任。2000〜2014年まで北海道植物防疫協会会長を務める。

45年以上にわたって、北海道の主要農産物における病害虫の生態解明に力を尽くし、防除に役立てている植物病理のスペシャリスト。何よりもフィールドワークを大切にし、夏から秋は精力的に畑を回る。調査研究の原動力は、“飽くなき探究心”。