- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年8月
- 2023年4月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年8月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
Sunshine Delightによる特別編!「農業者が知っておきたい紫外線対策」第1話・紫外線について
こんにちは!
「太陽の下で安心して暮らせる環境をつくる」ことを理念とした株式会社Sunshine Delightの代表を務めている伊藤瑛加と申します。
7月になり北海道の紫外線量はUVインデックス(後ほどご紹介)で「非常に強い」を示し、紫外線対策が必要な時期となってまいりました。
今回は、「紫外線とは何なのか?対策が必要か?」、「紫外線の強さの指標 ”UVインデックス”」、「札幌の紫外線量は?」をご説明します。屋外での農作業や日常生活にも関係する内容ですので、是非、ご家族でご覧いただけると嬉しいです。
紫外線とは何なのか?対策は必要か?
はじめに、紫外線は「地表に届く太陽の中で最も波長の短い、目には見えない光」のことを指します。紫外線は人間のカルシウム代謝に重要なビタミンDの合成を助ける一方で、浴びすぎると人体へ悪影響となってしまいます。紫外線には波長の領域と性質によって3種類あり、可視光線に近くて波長の長い光からUV-A、UV-B、UV-Cとなります。UV-Cはオゾンなどの大気層に吸収され、地表には到達しないとされています。UV-Bもオゾンなどの大気層に吸収されますが、一部が地表に届いて皮膚がんや白内障の原因となり、UV-AもUV-B程ではないですが、長時間浴びた場合に人体へ悪影響を及ぼすことがわかっています。
紫外線に関する影響については、米国でのトラック運転手の男性による研究によっても明らかにされています。太陽光がもたらす皮膚の変化を研究する米シカゴ、ノースウェスタン大学のジェニファー.R.S.ゴードン氏とジャクイーン.C.ブレイバ氏が行った研究です。アメリカのトラック運転手を28年間モニタリング(撮影時68歳)したところ、トラック運転手として左ハンドル車を長時間運転した結果、男性は窓から差し込む紫外線を強く受けた側が光老化を引き起こしました(【資料1】参照)。
顔写真の比較により、影響がよく分かるかと思います。その他にも、紫外線は、皮膚がんや白内障、免疫低下の原因となることから対策は必要です。
【資料1 トラック運転手】(出典:The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE)
紫外線の強さの指標 ”UVインデックス”
ここまで、紫外線とその影響についてお話しました。続いて、対策が必要な時はいつなのか?を考える上で重要となる紫外線の強さを示したUVインデックスについてのご紹介です。
UVインデックスとは、日常生活で使いやすい数値とするために、紫外線の強さを0~11+に示した国際的な指標です。数値と対策の目安は以下の通りです。
● 1~2:弱い→安心して戸外で過ごせます。
● 3~5:中程度→日中は出来るだけ日陰、長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しましょう。
● 6~7:強い→日中は出来るだけ日陰、長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しましょう。
● 8~10:非常に強い→日中の外出は出来るだけ控え、長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しましょう。
● 11+:極端に強い→日中の外出は出来るだけ控え、長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しましょう。
札幌の紫外線の強さは?
UVインデックスを基に、気象庁が札幌の月別、時刻別の最大値をまとめたデータが以下です(【資料2】参照)。
つまり、月では3月から10月、時間では10時から14時ごろまで紫外線対策が必要な時期となります。とはいえ、紫外線の強さは地域や状況によっても異なり、高度が1000m上がるごとに紫外線量は10~12%増、新雪では通常の紫外線量に加え反射光で80%増というデータもあるので状況に応じた対策が必要です。お住まいの地域の紫外線の強さは、気象庁が毎日紫外線情報を発信しておりますので、ご参照ください。
【資料2 札幌の紫外線量】(出典:環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』7頁)
今回は紫外線や強さの指標に関するお話でした。次回は、具体的な紫外線対策と特に対策が必要な子どもに焦点をあててお話します。お読みくださり、ありがとうございました!
よろしければ、株式会社Sunshine Delightで運営するホームページやSNSもご覧ください。
■執筆者プロフィール
株式会社Sunshine Delight
代表取締役社長
伊藤 瑛加(いとう えいか)さん
2019年7月、高校3年生にして株式会社Sunshine Delightを設立。同社の代表取締役に就任。2020年3月に中央大学附属高等学校を卒業し、同年4月に中央大学法学部へ進学。2021年現在も在学中。
「農業者の母親への紫外線の影響を目の当たりにし、紫外線対策の重要性を感じたこと」から起業し、学生メンバーとともに企業理念である「太陽の下で安心して暮らせる環境を」を追求する。
☆アグレポにも登場!
学生起業家の原点をご覧ください。