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オートパイロット機能と専用ソフトが省力化を実現! 農業用マルチローター YMR-08APのご紹介
本共同体法人会員のヤマハ発動機株式会社は、2020年3月に農業用マルチローター「YMR-08AP」を発売しました。
YMR-08APは、無人ヘリコプターに匹敵する散布性能を備えたYMR-08に、オートパイロット機能が搭載されました。今回は、次世代農業に新たな1ページを加えるYMR-08APの気になる散布性能についてご紹介します。
散布の負担をさらに軽減。新たな農業のカタチを作る
YMR-08APは、自動生成された散布ルートを忠実に飛行、散布します。散布ルートはagFMS(散布コントロールアプリケーション)により、測定モジュールからの圃場計測情報をもとに作成されます。障害物などがある場合も、その位置を読み込ませることにより障害物を回避した散布ルートの自動生成が可能です。圃場状況も踏まえた散布ルートなので、枕地散布も必要ありません。
▲高精度散布を実現するagFMS(散布専用アプリケーション)
オペレーターは手元のモニターで確認するだけなので、オペレーターのスキルによる散布ムラは無くなります。また、RTK制御による誤差数センチメートル範囲での位置把握も、高精度な散布の実現に寄与しています。安全に配慮し、離着陸はマニュアル操作、散布スタート地点付近からオートパイロット機能が始動します。散布途中で薬剤がなくなった場合にもその位置を正確に把握することが可能なので、補給後の再散布で無駄を省きます(レジューム機能)。
散布時間が短縮され、利用可能用途も拡大
散布ポンプや散布ノズルの設計が見直され、液剤散布装置の散布幅は従来の4mから5mへ変更されました。さらに、自動飛行散布速度を13km/hから20km/hへスピードアップ。1haあたりの散布時間は4分も短縮されました。新型液剤散布装置には液面センサーが搭載され、散布中の液剤切れを送信機から確認することができます。
散布装置を交換することで、さまざまな粒剤散布が可能になったのも多くのユーザーにとって待望の機能。カートリッジ内部のローラーを交換することで細かな粒剤から粗い粒剤まで散布が可能になり、圃場の状況に合わせた適切な防除や、播種、追肥作業もできるようになりました。
■主要諸元
先進のYMR-08の散布クオリティはそのままに。
○高い信頼性を誇るメイドインジャパン品質
大容量で高出力を求められる専用バッテリーは、TDK株式会社(ATL)と、小型で軽量および高性能な産業用モーターは日本電産株式会社と共同開発しました。国産メーカーのモノ造り技術で生産し、信頼性が高く高品質な機体です。
○散布品質を一番に考えた二重反転ローター
何より大切にしたのは、農業用機械として薬剤をムラなく、株元まで届ける高い散布性能。試行錯誤の末にたどり着いた答えが、特別に開発された二重反転ローターでした。
○農業の現場で使える機械として
カートリッジ式バッテリーは結線の必要がなく、手袋をしたままでも簡単に着脱できます。また可搬性に優れ、アームを折りたたむことなく軽トラックの荷台に積めるので、現場への移動もスムーズ。保管時は前後4本のアームを折りたたみ収納できます。
○着地アシスト機能
意外と難しい機体の着陸。横倒れすると機体やローターの損傷にも繋がります。下降速度を自動で制御する機能を完備。さらに、機体の脚には衝撃を吸収する樹脂製スキッドを採用し、着陸時の安定性に優れています。
※高度維持機能有効時に使用可能
○高度維持機能
機体から地面までの距離を計測し、高度を維持します。畦などの小さな障害物には反応せず、勾配10%までの斜面に反応。自動ターンアシストモードと併用することにより、平地でも傾斜地でも均一な薬剤散布が実現できます。
※マニュアル操作時のみ対応
※機体速度15 km/hまで勾配10%の機能を保証
さまざまなフィールドで活躍し、散布性能もパワーアップしたYMR-08AP。日本の農業が求める理想形を追求したマルチローターとして、効率化・安全な作業を目指す次世代の農家にとって欠かせないパートナーとなるはずです。
機体に関するお問い合わせは、ヤマハ発動機株式会社(法人会員)または販売特約店の北日本スカイテック株式会社(法人会員)までお寄せください。
北日本スカイテック株式会社では、全道各地でデモフライトを行っています。ドローンをはじめとした無人航空機の導入を検討されている方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
〈お問い合わせ先〉
・ヤマハ発動機株式会社 ロボティクス事業部 UMS統括部 営業部 国内営業グループ(ホームページはこちら)
TEL:053-525-7309
・北日本スカイテック株式会社(ホームページはこちら)
TEL:011-777-3081