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肥料高騰対策 春肥の補填額の計算に必要な価格上昇率が決定

肥料原料の輸入価格が高騰するなか、政府は、化学肥料低減の取り組みを前提に、前年度から増えた肥料費の7割を補填する支援事業を展開しています。

このほど、注文時期が2022年11月~2023年5月の春肥の補填額の計算式に必要な「価格上昇率」が、秋肥同様の1.4%に決定されました。

 

肥料高騰対策の概要

助成対象となるのは「今後の2年間で、前年から2割以上の化学肥料使用量の低減に取り組む生産者」で、2022年6月~10月に購入する秋肥と2022年11月~2023年5月に購入する春肥です。当年の肥料コストから一定の計算式で前年からの肥料コストの増加分を算出し、その7割を補填します。

化学肥料使用量2割低減の取り組みについて農水省が紹介しているのは、「土壌診断に基づく施肥設計」「堆肥、複合肥料、下水汚泥など国内資源の利用」「施肥削減の観点から施肥量・肥料銘柄の見直し」「局所施肥(側条施肥等)の利用」「地域特認技術の利用」などです。生産者に対してはこの中から2つ以上のメニューの実施を求めることにしていて、すでに一部メニューを実施している生産者については、現在の取り組みを強化し、追加の取り組みを実施すれば助成対象として認めるとしています。

 

農水省は今後も検討を進め、10種類以上のメニューを用意することや、「地域特認技術」として地域の実情に沿ったメニューを用意することを発表しています。
肥料高騰対策の詳細は、農林水産省ホームページ をご確認ください。