法人会員の国際航業株式会社と株式会社サングリン太陽園は、令和5年度の宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業に共同で事業申請を行い、採択を受けました。本事業において両社は、飼料の安定生産に向けた人工衛星画像の実用性評価に取り組んでいます。

10月3日（火）には、事業の一環として、千歳市の牧草地における雑草へのピンポイント除草剤散布が実施され、当社社員が散布作業への技術協力を行いました。

今回の実証には、ヤマハ発動機製の自動航行が可能な産業用無人ヘリコプターが使用されました。事前に対象となる圃場の衛星画像を国際航業が解析し、雑草（ギシギシ）が生えている地点の位置情報を特定。その解析結果に基づいて、無人ヘリコプターが除草剤を散布するために必要な飛行ルートと薬剤を散布するポイント、薬剤の投下量などを設定して散布作業が完了しました。

ピンポイント散布技術の確立と実用化に向け、今後は防除の効果検証などが行われます。