衛星観測データは、作物の生育状況の可視化や営農管理などに活用され、スマート農業と宇宙は深い関係にあります。スマート農業共同体は9月28日、そんな宇宙に興味関心をもつ小学生たちの学びの場として、ベンジャミンブランチ株式会社・北日本スカイテック株式会社・北広島市・JAXAコズミックカレッジ・アストロバイオロジー研究所・株式会社三菱UFJ銀行のご協力のもと、「わくわく宇宙体験教室」を開催しました。

SAc初の試みである今回の体験教室は、屋内外に十分なスペースを確保することが出来る北日本スカイテックの「TECHNOLOGY FARM 西の里」を会場に開催しました。参加した北広島市内の小学生33名は、第一部で「なぜ月の見え方は時期や国によって変わるのか？」「なぜ世界は月を目指しているのか？」など、月の不思議を学ぶ授業を受講。手を挙げて元気に質問をしたり、自分が知っていることを発言したりと、活気あふれる学びの時間となりました。

体験教室の第二部では、バルーンロケット作りに挑戦し、完成したロケットを飛ばすなかでロケットの仕組みを学びました。時折り、保護者の方のサポートも受けながら、順調にロケット製作を進める小学生たち。なかには、より遠くまで飛ぶように羽の付け方に改良を加える子もいて、楽しみながら学びが深まっている様子を垣間見ることが出来ました。思いを込めて作ったロケットを夢中で追いかける小学生たちの笑顔と歓声が印象的な1日でした。